時調について

 時調は朝鮮の伝統的な詩のスタイルである。
 3434(初章)-3434(中章)-3543(終章)の三句からなる。基本的に字余りについては寛容だが、終章冒頭に関しては必ず三音節で終わらなければならない。また終章の二番目の節が五字の場合、次の節は5字以上であってはならない。
 例として楊士彦(1517-1584)の태산이 높다하되を挙げる。

태산이/높다하되/하늘아래/뫼이로다 泰山が高いといっても、天の下の山だ
오르고/또 오르면/못 오를 리/없건마는 登って登れば頂点に至らないはずがないのだが
사람이/제 아니 오르고/뫼만 높다 /하더라 人は最初から登りもせずに高いと言ったのだ

 時調はこの一連の節を複数繋げ合わせることができる。李殷相の성불사의 밤(成仏寺の夜、1931年)は二つの節から成立している。

【参考資料】
시조 짓기의 기본형식
시조를 잘 짓는 방법 10가지

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