金炳淵 是是非非 ○○○●○○● 年年年去無窮去 年 年 年去り 窮まりなく去る ●●●○●●◎ 日日日來不盡來 日 日 日来たり 尽きずして来る ○●●○○●● 年去月來來又去 年去り月来て 来また去る ○○○●●○◎ 天時人事此中催 天時人事 此の中に催す ●●○○○●× 是是非非非是是 是は是 非は非 非はこれ是なり ●○○●○○× 是非非是非非是 是は非 非は是 非は是に非ず ●○○●●○◎ 是非非是是非非 是は非 非は是 是は非に非ず ●●○○●●◎ 是是非非是是非 是は是 非は非 是はこれ非なり 【句形】 七言古詩、上平10灰(來、催)上声4紙(是)、上平5微(非) 【語釈】 金炳淵(1807-1863)…詩人。笠をかぶって行脚したことから金サッカ(김삿갓)とも呼ばれる。祖父金益淳が洪景来の反乱軍に投降したことを罪に問われ一家族滅の処分が下ったため、家族とともに黄海道谷山郡に逃れ、そこで教育を受けた。 【大意】 年は無限に去り、日々は終わりなく来る。その中に全ては営まれる。 是は非、非は是、是は非、非は是! |