【作者】 Miguel de Unamuno(1864-1936) ビルバオ出身。作家、詩人。フランコ政権下で拘禁され、解放されないまま獄死した。 【初出】 詩集El Cancionero(1928-1936にかけて執筆、1953出版) Agranda la puerta, Padre, porque no puedo pasar. 扉を大きくしてください、父よ、通れないのです。 La hiciste para los niños, yo he crecido, a mi pesar. あなたがそうなさったのに、私が大きくなったからなのです。 Si no me agrandas la puerta, achícame, por piedad; もし扉を大きくなさらないのであれば、敬虔に私を小さくしてください。 vuélveme a la edad aquella en que vivir es soñar 生きるとは夢見ることだった、あの時代に返してください。 Gracias, padre, que ya siento 父よ、感謝します、私は que se va mi pubertad; 思春期になりました vuelvo a los días rosados 私はもう帰ります en que hijo no más. もう子供ではない時代に Hijo de mis hijos ahora y sin masculinidad まだ男らしさのない、私の子供たちの子供のように siento nacer en mi seno maternal virginidad. 処女の母胎の中に生まれるのを感じます |